ホロホロシュリンプ 飼育方法(用具編)
今回は私のホロホロシュリンプ(以下シュリンプ)の飼い方をご紹介したい。私もシュリンプを飼い初めて数年になるが、他の方の飼い方を参考にさせて頂きながら自分なりの飼い方を考えてきた。
この方法が果たしてベストなのかは分からない。だが、これも一つの方法だという程度にこの記事を読んで頂き、これからシュリンプを飼ってみたいとお考えの方の選択肢の一つになればと思う。まずは必要な用具の説明から始めたい。
○水槽
シュリンプはショップでボトルに入れて売られている。このまま飼えない事もないのだが、それではどうにも手狭だ。シュリンプも狭いビンだと体がストレスを感じた時の白色の場合が多いし、長生きさせてやりたいのなら、やはり大きな水槽に入れてやった方が良いだろう。
私の場合は20cm×20cmのキューブ水槽を使用しているが、30cm×30cm 位の大きさの物でも構わないと思う。大きすぎるとお考えの方もおられるかも知れないが、水槽は大きめの方が水質の変化が緩やかなのでシュリンプに優しい。それに繁殖を狙うのであれば、これ位の余裕は欲しい。水槽は必ず下に発泡スチロールか段ボールを敷いて安定させてもらいたい。

○底床材
水槽の底に敷く物だが、ショップには様々な種類の底床材があるが、これはやはりサンゴ砂一択だろう。シュリンプはハワイ原産で海岸の潮溜まり等に生育しているそうなので、水槽内は出来るだけ同じような環境にしてやりたい。色々な大きさのサンゴ砂が売られているが、細かい物が良いと思う。あまり目の粗い砂だとエサを与えた時に砂の間に落ちてしまい、エサを食べられなくなってしまうからだ。

- こういう潮溜まりにシュリンプ達がたくさんいるのだろう
○ろ過装置
シュリンプは丈夫なので、ろ過装置は要らないと言う指摘をよく目にするが、生き物である以上必ず排泄はする。シュリンプは耐えているだけで、環境の悪化は決して良い事ではないと思うから私は設置している。ヒーターを使用する場合も、ろ過装置で水を循環させてやらないと水槽内の水温が均一にならないだろう。それでも要らないと言う人には無理に薦めはしないが、私はジェックスのピコロカというろ過装置を使用している。
シュリンプは強い水流は苦手らしいので、出来るだけ弱い水流の物を探していたのだが色々調べた末、これ以上水流の弱い物は無かったので購入した。20cm水槽には丁度良い大きさだ。ただしピコロカ自体には、ろ過材がほとんど入らないので、その周りに別にろ過材を用意して敷き詰める必要がある。
○ヒーター
シュリンプを飼育する上で適正な水温だが、これは諸説あるのだ。多いのは22~26℃だが、もっと低くても良いと言う説もあり、ハッキリとは分からない。ハワイ原産なので高い水温でも良いような気がするのだが30℃以上の水温はダメらしい。私は金魚用の24℃位の温度固定ヒーターを使用している。
ただ、冬は部屋の暖房を入れると水槽の水温もそれにつれて高くなり、25~26℃になってしまうが、シュリンプの調子が悪くなる等の特別な問題は無いようなので、26度位の温度設定のヒーターでも良いのかも知れない。
○照明
これは極普通のLED照明で構わないただろう。水槽を窓際に置けばいらないかも知れないが、やはりあった方が見映えが良いし、ろ過装置のろ過バクテリアの生育にも関係していると思うので、あった方が良いと思う。
○アクセサリー
ハワイの潮溜まりは溶岩で出来ているそうだ。そしてその溶岩からシュリンプに必要なミネラルが溶け出しているというので、それを入れてやると良いと思う。時間が経つと溶岩の表面にコケや有機物が発生して、それがシュリンプ達の餌になるので一石二鳥だ。ただ、溶岩から溶け出るミネラルには限りがあると思うのだが、これをどれ位の期間で交換したら良いのかが全く分からない。私は一応一年位で交換しているが、これで良いのだろうか・・・?
あとはシュリンプの隠れ家になるような様々なアクセサリーがショップで売られているので、自分の好きな物を購入すれば良いが、こういう物を選んでいる時は楽しくて、ついつい買いすぎてしまいがちだ。だが、何でも水槽に、ごちゃごちゃ入れてしまうと見苦しくなるので注意だ。

- 溶岩の山、水槽に一かけらで良いから入れてやってほしい
○水草
淡水用の水草で汽水に耐える物は、あまり無いだろう。シュリンプが売られている時に大抵ボトルにマリモが入っているが、それ位しか無いかも知れない。ウィローモスは育つという話を聞いたので試してみたが、駄目だった。だが、マリモが幾つか水槽に入っているだけでも雰囲気が変わるので、それでも満足できるのではないだろうか?海水魚用の海藻という手もあると思うが、汽水でうまく育つかどうか、私は試した事がない。そのうちやっては見たいとは思うが・・・

- マリモでもシュリンプの小さな体とよく合うと思うのだが?
○比重計
塩分濃度を計るのに必要な用具だ。海水魚用の物で汽水も管理出来る。針式の安い物は千円以下で買えるが望遠鏡のように、のぞき込む数千円する物の方が精度が良い。神経質になる必要はないが、何度も水槽の水換えを繰り返すうちに汽水の作り方の誤差で塩分濃度が変わってくるので、一つ用意しておいた方が良いだろう。

- のぞく方式の比重計。左下の青い部分に汽水を垂らして測定する
○その他
水槽の蓋や水温計はシュリンプではなくても必ず必要だ。あとは汽水を作るための塩だが、これは食用の塩でも代用は出来るかと言えば、あまりお勧めは出来ない。何故なら食用の塩は固まるのを防止するため様々な添加物が入っている事があり、シュリンプへの影響が考えられる。又、汽水を作るのに正確にグラム数を計る必要があるが、ショップで売られている海水の素は、一袋で汽水が何リットル作れると説明が書かれていて分かるので、それを使った方が無難だろう。
この後水槽立ち上げ、維持管理、繁殖と話を進めたかったのだが、長くなりそうなので又、次回にしたいと思う。シュリンプを飼うための用具で特別な物は比重計くらいだろう。他の用具は全てショップで簡単に手に入る物ばかりだ。近くのショップに無いのなら比重計も含め、通販を利用すれば良い。用具をどれにするか悩みながら選ぶのもアクアリウムの楽しみの一つだ。存分に悩んで選び抜いて欲しい。では又、次回。
