鉱物が好物!その4 お宝を手に入れろ!ビーチコーミング

お宝を手に入れろ!ビーチコーミング

ビーチコーミングという遊びをご存知だろうか?極簡単に言うと、砂浜に打ち上げられた物を拾うという事なのだが、それだけ聞いても「何だ、そんなのが楽しいのか?」と思う人もいるだろう。砂浜にはゴミやガラクタ等色々な漂着物があるが、海岸に散らばる物はそれだけではない。

貝殻を初めとして流木、小石、ガラスの破片そして遠くからから流れ着いた異国の品物等、様々だ。その中にはとても綺麗な物もある。まずガラスの破片だが、割れたガラスは時間が経つうちに波と砂に揉まれ、角が取れて滑らかになる。色とりどりなガラスがあることも相まって、まるで宝石か何かのような石に生まれ変わるのだ。これを“シーグラス”と言う。

元々何のビンだったのか?また、どこから来たのか?想像するのもいい。ビーチコーミングの中で、貝殻に次いで手軽に集められる物だ。持ち帰ったシーグラスは棚に並べたりしてインテリアとしても楽しめる。

f:id:fukuitadashi:20260224142650j:image

  • 色とりどりなシーグラス。ガラス瓶に詰めて飾るのがお勧めだ

次に小石だが、これは宝石に近い物が落ちている事がある。クォーツ(水晶)を初めとしてアゲート(瑪瑙:めのう)、ジャスパー(碧玉:へきぎょく)、カルセドニー(玉髄:ぎょくずい)等があり、中にはジェード(翡翠:ひすい)といった貴重な石が取れる場所もある。アンバー(琥珀:こはく)を見つけたと言う人もおり、まるで宝探しのようだ。

シーグラスに比べて手に入れるのはやや困難だが根気よく探せば見つかるはずだ。これらの石は家で耐水ペーパーで磨き上げれば、きっと艶々に光輝いて見えるようになるだろう。ただ、石の採取を制限している地域もあり、事前に確認してほしい。

f:id:fukuitadashi:20260326130021j:image

  • 上から時計回りにクォーツ、アゲート、ジャスパー、カルセドニー、キリアンジェード、アンバー、(ビーチコーミングで見つけた物ではありません)

はるばる外国からやって来た漂流物もある。ハングル文字や中華圏の漢字で分かる。主にプラスチック製品だが、お菓子等の食品の空き袋や片方のサンダルに、何かが入っていた空き瓶。遠くロシアから流れ着いた玩具もあったと聞いた。それは海の向こうに、そこで生活をしている人々が確かにいるのを実感させてくれる。

さすがにこれらは拾う気にはならないが、下の写真を見てほしい。これは最初は捨てられた、ただのガラス瓶が長年海中に浸されているうちに、化学変化を起こして瓶の内側が銀化した銀化瓶という物だ。こういう貴重な海の宝も手に入る可能性があるのだが、ただし見つけるのはかなり難しいだろう。

f:id:fukuitadashi:20260224142701j:image

  • 美しい銀化瓶。拾えた人はとても幸運だ!

漂着物を収集展示している施設もある。私が行ったのは北海道の石狩浜にある、いしかり砂丘の風資料館という場所だ。ここには漂流物だけでなく、石狩市で発掘された遺跡や鯨の化石等が展示されていて良い息抜きになる。本州にもこういった施設は数々あるので訪問してはどうだろうか?

私も何度か砂浜で何か綺麗な物が落ちてないかと探し回った事があるのだが、なかなか簡単には見つからない。それは時期が悪かったのだと思う。ビーチコーミングのチャンスは海の荒れた次の日だという。色々な物が浜に打ち上げられるからなのだろう。

ビーチコーミングは交通費位しかお金のかからない趣味でもあるし、歩き回るから健康にも良いし、ヒマ潰しにも丁度良い。それにもしかしたら値打ち物の宝石が手に入るのかも知れない・・・そんな夢を見て、ワクワクしながら出来るなんて楽しい遊びじゃないか!?

f:id:fukuitadashi:20260224142710j:image

  • 今すぐ海岸に行ってみよう!